2006.02.03 Friday
天晴
友達が大阪の近鉄電車乗ってる時のこと。
良く晴れた日の昼下がり、
車内は結構混んでたけど、大阪には珍しく静かだったらしい。
その友達がつり革を持って立ってると、
同じく隣でも若くて綺麗なお姉ちゃんが立ってた。
しばらくすると、その静かな車内に
プ〜ッ
って可愛い音が鳴った。そのお姉ちゃんのほうから。
で、周りの人はチラッと見た。
友達も、どんな顔してんねやろ、とそのお姉ちゃんを見たら
お姉ちゃんは恥ずかしそうな顔をしてると思いきや、
悪びれもせずおもむろに自分の前に座ってるおっちゃんに言った。
「あのー、おなか痛いんですかー?」
えっ!?
言われたおっちゃんはもちろん、
周りの人はびっくりして一斉にそのお姉ちゃんのほうに振り向く。
何言うとんねんこいつ、みたいな顔で。
で、その言われたおっちゃんも
最初は突然自分が何に巻き込まれたか分からず
びっくりして少したじろいだけど、
すぐにお姉ちゃんを見据えて涼しい顔で言った。
「せやったらおまえ、あれかい。
おれがおなか痛かったら、おまえが屁こくっちゅーんかい。」
photo by orie